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2022.05.22
新築と賃貸、どちらが損?
家を新築することと、アパートに住み続けることどちらが良いのでしょう。
もちろん、各ご家庭によって状況が違いますし考え方も違いますので一概には言えませんが、どちらが損になるか考えたことはありませんか?
結論から言うと、かかる費用に関しては一般的に土地と家を買って新築するよりも、賃貸の方がかかる総額は安く済むといわれています。
アパートに住んでいれば、固定資産税などの税金や住宅ローンの金利もかかりません。
それでも新しく家を建てる人が多くいるのではなぜでしょうか?
お客様からお話を伺うと、大きな理由が3つあります。
・1つ目は部屋数。
出産などで家族が増えてアパートの部屋数では足りなくなったうえに、壁一枚隔ててよそのお宅なので音やプライバシーが気になってしまうこと。
・2つ目はいくらお金を払っても自分の物にならないこと。
例えば、ひと月の家賃が6万円の場合年間では72万円になります。仮に30年間暮らしたとすると2160万円、更新料や火災保険などもありますので2250万円ほどになります。それだけのお金を支払っていても自分の財産にならないというのがもったいなく感じるそうです。
・3つ目は環境。
賃貸住宅はオーナーさんの資産運用の一環ですので、そこに住まう人の快適な生活環境まで配慮してくれません。結果的に、狭い、寒い、暗い、結露やカビが・・・などなど、特に小さいお子様の生活環境として良いとは言えない場合が多いといえるでしょう。
しかし、もう一つ重要なことがあります。それは自分の身に何かあったとしても「家族が暮らす場所を残せる」ということです。住宅ローンを組むと団信(団体信用生命保険)に加入することになり、自分の身に何かあった時にはその保険金で住宅ローンを生産することができますが、アパート暮らしの場合は自分の身に何かあっても当然家賃の支払いは続くことになります。そのことが原因で収入減がなくなって無くなってしまう場合、今後30年での家賃総額2250万円は大きな負担になることでしょう。
考え方を変えると、無理な資金計画でなければ不足な事態に備えた環境は新築することのメリットとも言えます。
住まいはただの生活するだけの「箱」ではありません。家族の幸せな生活を守る大切な財産でもあります。
単純にかかるお金の問題ではなく、家を建てるということはそういった側面もあるのです。